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2010年07月30日

パームス シルファー SYGSi-56L

パームス シルファー SYGSi-56L

パームス シルファー SYGSi-56L Smart Flex IIDA CONCEPT
・Length … 5ft.6inc(2pcs 68g:自重は実測値)
・Lure … 2~7g  ・Line … 3~6b(PE#0.4-0.8)
・¥34,650(non-tax¥33,000)

私のトラウトルアーの原点ともいえる“Sylpher”の第三世代。
それも飯田重祐さんのコンセプトシグネチャーモデルの中心的レングス。

リリース当初は、あまりに外観がオーソドックスすぎる(!)ために
正直、期待外れ(拍子抜け)の印象でしたが、いろいろ検討を重ねた結果、
メインで使用中の STS-510Si のサポート的な位置付けで
2010年シーズンに向け、春の生産ロットを新規購入しました。
(やっぱり私の“定番”なので外せませんでした!)

これだけのスペック、デザイン、コスメと3年保証で
実勢価格が3万円を切るトラウトロッドはそうありません。

しかも、セミハードロッドケース付属というのが
パームスらしい実用的な遊び心なんでしょうか。
6フィート2pc以下のロッドならもう1本(=計2本)収納できます。

パームス シルファー SYGSi-56Lパームス シルファー SYGSi-56Lパームス シルファー SYGSi-56L

3/27 河津川釣行 にて導入以降、これまでに11釣行で使用。

芯がしっかりしているためか、最初は少し違和感すら感じましたが
アレキサンドラ はもちろんのこと、ヘビーウエイト系ミノーでも扱いやすく
軽くトゥイッチングを加えるだけで、きびきびとアクションしてくれるので、
積極的にミノーでトラウトを誘うには使いやすいロッドでしょう。
“掛ける”というより“操る”ことに比重を置いた基本設計ですね。

そのためか、フッキングからのティップの入り具合は、
STS-510Si の方がスムーズかつ柔軟で安心感があります。
30cm未満なら、強引にでも寄せて素早くランディングしたほうが
恐らくバラシは少ないのではないかと思います。
また、それに必要十分なだけのバッドパワーも備えていますね。

パームス シルファー SYGSi-56L

PEライン の使用を前提に付された T-MNST、LDBガイドが
ロッドティップにラインが巻き付くのを防いでくれるので、
ストレスフリーでキャスティングに集中できます。
これは“IIDAコンセプト”以外の スマートフレックス にはもちろんのこと
ウエダのトラウトロッドにも採用して欲しいところです。

ウッドスペーサーグリップですが、思っていたよりも持ち重り感はなく、
さすがにオールコルクグリップの STS-510Si に比べれば、自重は嵩みますが
70g 以下であれば、このクラスの平均的なロッドよりはワンランク軽量。

私は外観的な好みでダイワ・セルテートをセットしていますが、
比較的軽量なシマノのスピニングリールのほうが
より軽快でバランス的にもよりマッチするように感じます。

総論的には、今様のヘビーシンキングミノーイングを包括的にカバーするのに
極めてスタンダードでコストパフォーマンスに優れた逸品ではないでしょうか。
(シルファー&アンリパファンならではの贔屓目もありますが…)

ヘビーウエイトを超越する新たなトレンドが
次のミノーイングの主流にならない限り、
シルファー第四世代の待望論が出ることはないでしょう。

私のトラウトロッド 5~6フィートクラスのラインナップは
このシルファー SYGSi-56L でほぼ完結しそうな感じです。

黄色い星 My Palms Sylpher SVVS-56XULSVS-56S



<メーカーコメント>

パームス シルファー SYGSi-56L

シルファートラウトルアーフィッシングの黎明期から歩んできたシルファー。
第三世代になるシルファーはDNAである軽さと
フェラライトフェルールが作りだすシャープなキャストフィーリングはそのままに
ネイティブトラウトの入門者にも使いやすく、
エキスパート達にも永く使ってもらえるような普遍的なアクションと
飽きのこないデザインを目指しました。

パームス シルファー SYGSi-56L

スマートフレックス・IIDAコンセプト
ややモデレートでパワフルなアクション、トップガイドにはT-MNST、LDBを配置した
キャスティングとルアー操作性に特化したスペシャルモデル。
ほぼ目線以下でキャスト&操作することを意識した味付けと
PEを使用することを前提としたガイド設定が
限りなくトラブルフリーのロッドを可能にしました。
シューティング時のバイブレーションを抑え、ラインとの干渉を最小限にすることにより
ハイレベルのキャスティングパフォーマンスを発揮。
またミノーをイレギュラーに素早く動かすことを目的とし、
ルアーに瞬時にパワーを入力することを容易にするアクションになっています。

パームス シルファー SYGSi-56L
SYGSi-56L
キャスティングとルアー操作性に特化したモデル。
ほぼ目線以下でキャスト&操作することを意識した味付けと
PEを使用することを前提とし、トラブルフリーのセッティング。
ややモデレートなアクションはルアースピードを自在にコントロールしやすく、
またミノーをイレギュラーに素早く動かすことを目的とし、
ルアーに瞬時にパワーを入力することを容易にするアクションになっています。

パームス シルファー SYGSi-56L

どちらが正しいとか、難しいという話ではなく
誰でも使い易い道具を作ることと同じ位、
何かに特化した物作り は大切だと考えています。

全てのシルファーでは
キャスティングとルアー操作性に重きをおいたのは間違いない。
それが僕にとってのプライオリティの高いものであったからだ。

トラウトルアーフィッシングにおいて特に大切なのはキャスティングである。

それは単にポイントにルアーを落とすといった単純なことではなく、
素早く静かに、正確に、様々なスピードと角度から
ルアーをプレゼンテーションすることなのだ。
さらに流れを正確に読むのはもちろん、
風や障害物を計算に入れてのラインコントロールといった
複雑な要素を計算に入れて釣りを組み立てているわけだ。

トラウトフィッシングは肉体と精神的な面を併せ持つ遊びであろう。
でもその中でキャスティングだけが大袈裟に言えばスポーツ、
よりメンタリティなスポーツと言えるだろう。
だから対峙するのはフィールドや魚ではなく、向き合うのはいつも自分自身。

目指したのは『気持ち良くキャスティングでき、楽しく釣りをすること』
そんなコンセプトで出発したシルファー、
現時点でのベストなセッティングだと自負している。

飯田重祐 (アンリパブログ Trout Gate より抜粋)



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Posted by tetsu_copen04 at 22:00│Comments(4)ロッド
この記事へのコメント
こんばんは。


トラウトロッドにおいてキャスティングがいちばん大事な要素というのは同感出来ます。
置くようにキャストする、トラウトルアーを齧ったことのある人なら誰でも理解することと思います。
3rdシルファーはいたずらに素材を高級化せず、比較的手の届きやすい範囲で収めたというところに拍手を送りたいと思います。
やはり人気のあるのはIIDAモデルですが、私はノーマルモデルの50Lに興味があるんです。
飯田さんのブログでも触れられていましたね。
Posted by curios at 2010年08月01日 22:08
☆ curious さん、こんばんは (^~^)/

キャスティングに比較的重点を置いたロッドって
案外少ないんじゃないでしょうか。
一般的には、ロッドよりもアングラーの技術に依存する感じです。

>いたずらに素材を高級化せず、比較的手の届きやすい範囲で収めた…

最近のハイエンドロッドは、希少性も値段にオンされている感じがして
いくらいいロッドでも割高なイメージがしてどうも気が進みませんね。

>ノーマルモデルの50Lに興味

私は中流域で使うことが多いので56Lにしましたが、
IIDAモデルの53Lもキビキビとしていいですよ。
それにLDBガイドの有無はかなり違うと思います(^^)
Posted by tetsu at 2010年08月02日 20:25
SYGSi-56L、今のところなんの不満もなく使ってます!
PEとの相性もバッチリで、いやぁ最高です。
やはり独特で少々戸惑いましたが、これまた独特の飯田さんのキャストの真似(かなり劣化)がやり易い気がしております。
自分なりにシュパっと決まった時なんか気持ちイイです。
そう、これはキャスティングが楽しくなるロッドですね!
Posted by MemoMemo at 2010年08月03日 00:11
☆ Memoさん、こんばんは (^~^)/

ヘビーウエイトミノーを多用するようになり、こういうタイプのロッドを模索していたので
私も今のところ期待通りのロッドという印象を持っています。

とはいえキャスティングはまだPEとロッドに不慣れなこともあってか、どうもイマイチです。
サミングとかいろいろな面で、まだまだ練習が必要だと実感している次第です(^^;

そういう部分も含めて、常に使いたいと思わせる何か含みのある面白いロッドですね。(^^)
Posted by tetsu at 2010年08月03日 20:25
 
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