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2010年02月15日

NEWセルテート@国際フィッシングショー2010

10 セルテート 1003

発表から僅か2週間ですが、その過程での出し惜しみ(?)と
そのことで期待感を煽られすぎたこともあってか、
実物をじっくり見ているうちに気持ちが ダウン な感じです。


 左から 10 セルテート 1003、2004、2506

技術的なことは後述することにして、まずは外観。

特徴的なローター周り、イグジスト進化系のスプール。
ボディはエンジンプレートが大きくなった分、
若干コンパクトになったように見えます。

グッドデザイン賞を受賞した先代 の完成度が高いので
そのハードルの高さを考慮すれば、
技術面のアピールをデザインにも反映しながら
なかなか上手く仕上げたと思います。


 10 セルテート 2004

但し、残念なのが表面塗装の仕上げ。
ここ数年のシマノみたいなマジョーラ・マーブル調で
正直、かなりがっかりというか、期待を裏切られた感じ。

部分的に使われているゴールドの加減はまずまずですが、
ブルー&シルバーでシンプルにまとめた先代の方が
間違いなくスマートで質感も上だと個人的には思います。

一方、あくまでも道具であるリールとしては、
マグシールドエアローターの開発で大きな変化を遂げた印象。



特にマグシールドの防水防塵性能向上による
初期動作環境の維持とメンテナンスフリーの実現。
ソルトアングラーには、画期的な技術かと。

またマグシールドによるローターの軽量化が
実釣での感度アップに貢献しているようですが、
これは使ってみないと何とも…。



分解厳禁だと、IOSチューン は無理なのでしょうか?
いや IOSオイル の注入すらも不用ということになりますね。
IOS FACTORY の見解が興味深いところです。

巻き心地は、先代のしっとりとしたシルキーな滑らかさではなく、
イグジスト・ルビアスの真空感のある軽さがさらに向上した印象。
10 ステラ 同様に大口径ドライブギアが採用され、
これが軽さに直結しているようですね。


 10 セルテート 1003

ここまでくれば、シマノとの差は好みの違いぐらいか。
トーナメント系の頃を思えば、随分と変わったものです。

無論、今後ハイギアモデルの投入に期待したいところですが、
現時点では、実現すること自体の可能性も含め、
早くても来年以降の課題という感じでした。

今回のサイズラインナップで新たに加わった 1003 は、
先代の 1500 とは違い、ボディーサイズは
2000 よりひと回りコンパクトになりました。


 10 セルテート 1003 と 2000 のサイズ比較

但し、10032000・2004 は、ローターが共通なので
スプールの互換性はあります。
使用するロッドとのバランスもありますが、
やはり 1003 のほうが使い回しは良さそうですね。

リアルカスタムは、どうもなぁ~という感じ。
ボディーカラーにはちょっとミスマッチ ガーン な RCSスプールは、
ノーマルのエアスプールより自重は重いとのこと。
スタジオオーシャンマーク 似…)



但し、RCS2004スプール は、フィネスドラグ、
RCS2506スプール は、7kgのドラグ力が特長とのことで、
あくまでも実釣優先派向けのオプションという印象。

なお、これまでのRCSシリーズと
互換性があるというのはいいですね。

とりあえず、実物を見ての感想はこんなところです。
最後にひと推しするならば、先代より大幅にプライスダウン びっくり
本体価格は、07 ルビアス と概ね5,000円ぐらいの差しかありません。
メーカー側の自信(=売れるとの確信)の表れともいえる
普及促進の価格設定かと思われます。

ところで、あくまでも私のニーズは、
ハイギアモデルかデザイン優先の先代ビンテージカスタムなので
今のところ購入の動機付けには至りませんでしたが、
今回の NEWセルテート が次期イグジストや
ルビアス(を含む釣種別ブランドモデル)の方向性を示すのでしょうか?

個人的な予想だったボディー&ローターがオールザイオンで
なおかつ、マグシールド、エアローター搭載、ハイギア化が実現すれば、
実用では相当魅力的なリールになるのではないかと思い、
来年以降の発表を期待して待つことにしました。  


Posted by tetsu_copen04 at 22:00Comments(4)リール