13/03/01 狩野川

tetsu_copen04

2013年03月03日 00:00

今冬は例年よりも寒い日が多く の予報もしばしばありましたが、
弥生、狩野川水系の解禁とともに「春一番」でした。
(前日の強風予報、ちょっと でしたが…)

祝 2013シーズン開幕、狩野川初釣行です


例年、釣行初日は「年券」を購入するため狩野川漁協に立ち寄ります。
自ずと到着時間は9時以降に…。


 画像にマウスを置いてね ┌(^~^)

年券を購入後、まずは川の様子をざっと見るため
狩野川本流沿いを天城湯ヶ島の上流域まで

いきなり狩野川大橋上の河川工事には でしたが、
それ以外には、今のところ行われていないようで一安心です。
(昨年は工事の濁りに散々悩まされましたので…)


「解禁日」ですから「釣れる」という根拠のない誘惑に
どのポイントから始めようか迷いましたが、
まだ3月ですし、2~3日前に放流された成魚放流個体も
瀬より瀬尻の緩流あたりに定位していると見込んで
結局、手堅い1尾を期待し、月ヶ瀬・伊豆慶友病院下に入ります。



10:45 スタート。
う~ん、水位が低いですねぇ~。(この日の嵯峨沢橋の水位 1.18m
しかも河岸の石が茶色くぬるぬるに汚れ、滑ります
あまり極端な増水も困りますが、汚れを浄化する程度は欲しいかも…。

こういう感じ、中津川ダム下でも見かけるのですが、
釣果であまりいい思いをした記憶がありません。

1時間ほど探りましたが、ノーチェイス、ノーバイト。
水温は、この日の実測で 10~11℃ ですから平年並みです。
ちらほらとガガンボらしきハッチも見られますが…。

このあと宮ノ下渕~松の瀬に入りましたが同じく…
思えば昨年も1日違いではありますが、確か苦戦した記憶が…。

風も徐々に強くなり始めてちょっと釣りにくいです。


うむ~「解禁日」ですが、思惑通りにはいかないものです。
ただ冷静に考えてみると数日前の成魚放流は、
狩野川水系(黄瀬川を除く)全川で1000kgです。

キロ数だとなかなかピンときませんが、
1尾平均100g(約18~20cm)として10000尾。
そのうち過去の実績だと狩野川本流域(宮田橋より上流)には4000尾。
放流地点は10ヶ所ですから1箇所でざっと400尾。
(良型も混じれば実際の尾数はこれよりも少ない)

1人20尾キープされると1ヶ所辺りの定員は延べ20人ということですね。
(全てが釣られてしまうとは限りませんが目安として…)

まぁ~改めて考えなくても
やはり「成魚放流」に過大な期待は禁物ですね


そろそろ昼時ではありますが、天候悪化 で強制終了となるかもしれず
何とか1尾キャッチしてからに…と思い次に雲金橋上に入ります。(12:30)


 画像にマウスを置いてね ┌(^~^)

ここも河岸は茶色くヌルヌルで
遡行中、うっかり滑って大きな音を立てれば万事休すです

この時間ですからすでに先行者はいて当然のポイント。
やはりハイプレッシャー状態で何事もなく、NCNB(=No Chase, No Bite )。

となれば…と松ヶ瀬に向かうも
殿淵には10人ぐらいアングラーが立ちこんでいます。
言うまでもなく瀬にも先行者が…

仕方ないです、そういう日ですから。
待っているのも無駄なので にします。(14:15)

やっぱり宮田橋から上流域の目ぼしいポイントには先行者がいますので
もうこうなったら放流のない区域でギャンブル…と思ったのですが、
できれば松ヶ瀬だけは入っておきたいので、
先行者がいたら諦めるとして 向かいます。


ラッキー 空いてました、松ヶ瀬。(14:45)



しっかし、水位が低く浅いですねぇ~。こりゃ苦戦必至かも…。

出来る限り遠めからアプローチし、
左岸寄りにミノーを着水させ、クロス気味にミノーをトレース。

それなりに水深のある場所は限られていますので
そこまではワンキャストで移動していきます。

吊り橋付近、ここまでが松ヶ瀬の要所。

と、今日(今シーズン)初のチェイス
もう少しでバイトしそうな執拗な追いでしたので
すかさず同じポイントにミノーをキャスト…。

バイト!フッキング! …  バレました。

思わずミノーの針先を見ますが、交換したばっかだよなぁ~。
次、行ってみよぉ~

さらに続いてバイト! フッキングせず

あぁ~ あぁ~ あぁ~

でも、この辺に 固まっている感じがします。
昨年も釣れる場所の偏りが激しかったようですから…。

10mぐらい下ってアップからクロス気味に
アレキサンドラを軽くトゥイッチすると…。

ガツン!バイト!フッキング! ジャ~ンプ

でも今度はしっかりと掛かりました。
こうなればあとは素早くランディングせねば

まずまずの良型に緊張してしまい、ちょっと手こずりましたが無事に。

2013 ファーストキャッチ  嬉しいアマゴさんです


 画像にマウスを置いてね ┌(^~^)クリックするとアマゴ拡大!

銀毛してますが、鰭の状態からは恐らく成魚放流個体でしょう。
ただサイズは思った以上にあって29cm(=泣き尺)
このまま盛期まで残ってくれれば、間違いなく尺越えです。
(何とか釣られずに頑張って欲しいものです)

それはさておき、ようやくノーフィッシュだけは逃れました。
(って解禁日ですよ、今日は…)

ブログ的にも体裁を保つことが出来ましたし、
時間的にはあと1ヶ所。
大仁の様子でも見て帰るとしましょうか。

に戻ったところで t-fuku さんにお会いしました。
「明日、行ってきます!」ってコメントいただいていましたので
たまたまですがお会いできて光栄です  今後もよろしくお願いします。



最後に大仁。
当然ですが、ここもかなり水位は低いです。(テレメータ水位 -1.01m



さらっと30分ほどロッドを振りましたが、NCNB
今日のここまでの経緯からすれば、ま、こんなもんでしょう…。

日没までにはまだ30分ぐらいありますが、ぽつぽつと が…。
着替えもありますし、雨の匂いがする風も吹いてきたので、
17:00すぎに終了としました。

この日の釣果は、アマゴ1尾 でした。

そして帰路の途中で ワイパー全開の大雨に…。

この水位には丁度いい感じのお湿りかもなぁ~。
明日のほうがいいかもなぁ~。


週間天気では、ようやく最高気温が10℃を越える日が
続くようになってきたばかりですし、
今年はまだ「三寒四温」というような春らしい天候は
解禁日の春一番からようやくスタートという印象ですが、
来週末には20℃近くまで気温上昇ということは
一気に冬を追い出して「春」到来もあるのかな。

一方、解禁日にポツポツと年越しの美形アマゴも出たようですが、
川の状況は昨年と比べて大きく改善したとは感じられず、
特に本流域では、昨年同様、数はそれほど伸びないかもしれません。
(河川工事箇所のポイント回復も鈍い感じ)

ただ支流の上流域はいいんじゃないでしょうか?
昨年、相当数のアベレージサイズが出ていたようですから
それらが無事に年を越しているとすれば、良型揃いのはずです。

それと気になるのが今年の稚鮎の遡上数。
あれだけ駿河湾沿岸でカマスが釣れたということは、
一定数の稚鮎がベイトになっているのではないでしょうか?


<タックル>



<ロッド>
・パームス シルファー SYGSi-56L Smart Flex IIDA CONCEPT

今年で早4シーズン目。
オフシーズンに使ったエゲリアもいいですが、
やっぱり使い慣れたこのロッド、愛着もあって落ち着きます。

ところで発売時期未定ながら シルファーのテレスコ も出るようですが、
エゲリア同様に2ピースよりもファーストアクション気味なのかなぁ~。

であれば、カワセミ・ラプソディ のテレスコ、要チェックかも…。

<リール>
・シマノ 10 ステラ C2000HGS( ハンドルは 12ヴァンキッシュ45mm に交換

ハンドル交換で実に快適。
機能的にはこれでほぼ納得の状態になりました。
これ以上施すとすれば、あとはIOSフルチューンだけかと。

ゴールドハンドルで派手気味だった外観も
トラウティストスピニングな雰囲気になりました。

この先、ステラはいずれモデルチェンジするとは思いますが、
私としては「生涯唯一のステラ」にするつもりです。

<ライン>
 ・RAPARA RAPINOVA-X MULTI-GAME 0.8号(17.8lb)

 昨シーズンはライントラブルが多かったので
 高速リサイクラー でハンドル70回転(≒50m)だけ巻いたところ
 一度もバックラッシュせずに実に快適でした。
 

<リーダー>
 ・VARIVAS ゲーム 6lb

 昨年より導入した ナイロンロングリーダー はいい感じです。
 至近距離では事実上ナイロンのシステムになりますし、
 ロングキャストではPEの良さ(飛距離+高感度)が活かされます。



<ルアー>
・アレキサンドラ50HW(アバロンアユ)

昨年の狩野川本流開幕釣行でもヒットはこのミノーでした。
このカラーとミヤベイワナが、私のアレキサンドラでの釣果を二分する感じです。


 昨年の今頃、アバロンアユは本当に入手困難でしたが
 その後、追加生産されてようやく在庫が安定してきたようです。
 このカラーは、河津川でも実績十分で伊豆では欠かせません。



<ウェーディンスシューズ>
ORVIS Easy-On Side-Zip Brogue Felt Sole


 画像にマウスを置いてね ┌(^~^)

先代のWDシューズよりもひと回り大きいためか
はっきりと「履いている」感じがします。
(まるでトレッキングシューズのようです)

また全体的に硬く、足首の柔軟さがそれほどないため
障害物を乗り越えたりするのは、ぎこちない感じがします。
(履いていくうちに柔らかくなるのでしょうか?)

それとソールのグリップ感もまだ感覚を掴みきれていないので
どの程度踏ん張れるか、恐る恐るな状態。

でも、サイドジップはスムーズで脱着は楽です。
それに1万円以下ということを考えれば、コスパは十分満足です。

<Trout Gate>
2013年狩野川解禁 part1
2013年狩野川解禁 part2


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