オフシーズンといっても年末年始の喧騒を挟んで
11~2月中旬の実質3ヶ月半ですから、
そんなに「オフ」というほど長くは感じません。
しかも今オフは、止水域(湖、管理釣り場)釣行に加えて
冬季C&Rフィールドの開拓、タックルイベントの参加、
中途半端なフライ(実釣とタイイング)の練習など
とてもオフとは思えないほど「予定」は充実しているのです。
で、今回は
小菅川漁協 主催の
飯田重祐氏 渓流ミノーイングスクール に参加です
何とも中途半端な2010シーズンでしたから、
時として初心に戻ることも必要かと思いまして
会場は、小菅川の冬季ニジマス釣場。
(
場所 の詳細は、左の画像をクリック)
から約90km弱ですが
一般道ばかりなので 2.5時間も掛かりました。
河原にはずらりと車が並び、さながら流水の管理釣り場状態ですね。
低床のコペンにはちょっと微妙かもしれませんが…。
スクールは 8:50 からスタッフ・参加者の簡単な自己紹介に始まり、
最下流部から橋下まで飯田さんの解説・Q&Aで釣り上がっていく形式。
ポイントごとにどこへルアーをキャストしトレースするかなど
基本的な内容なのですが、夢中になると忘れがちなことも交え、
初心に戻るという観点で 再認識したのは、
ポイントから出来る限り離れてアプローチすること
当たり前ですし、渓流釣りには最も重要なことなんですが、
案外、無頓着に近づいているかもしれません。
特に里川のような小規模フィールドでは肝要ですよね。
同じポイントを30回ぐらい攻めるっていうのも参考になりました。
経験を重ねるごとに“引き出し”は増えていっても、
どこになにがあるか整理しておかないと無意味ですね。
そういうことをリマインドするのにスクールはいいかもしれません。
(何ごとも「マンネリ」はいけません )
途中からはそれぞれ釣りをしながら、飯田さんが個々に巡回。
私も最下流部の流れ込みからの緩流部に定位するレインボー狙いで
飯田さんと交互にポイントにチャレンジしますが、1尾出すのが精一杯。
(といっても、飯田さんも苦戦気味…)
まぁ~400m程の規模にしてはアングラーの人数が多すぎですし、
C&R後で相当なプレッシャーですから仕方ありませんね。
帰り際に飯田さんとお約束の記念撮影
スクールは午前中で終了なのでした。
来年また新しいミノーを創るようなことを言っていたような…。
プラスチックミノーはもう少し安くしたいですねぇ~とも。
後、午後は、来春リリースされる予定のパームス・エゲリアと
Kガイドが搭載されたシルファー追加モデルの試投。
自分のリールをセットして、まさにレンタル状態。
トラウトフェスタ2010 でも試投しましたが、止水でしたので
できれば流水で が掛かった時の感覚を得たかったのですが…。
…。
如何せん、相当攻められたあとですからねぇ~。
終いには私、エリアスプーンでねちねち
インプレは後述しますが、こういう試投イベントは
ある程度は「釣れる」前提のフィールドで開催して欲しいですね。
個人的には、
丹沢ヤドリキYGL がいいんじゃないかと思いますが…。
奥多摩の 紅葉 は、猛暑の影響か“まだら模様”でした。
一方、小菅川冬季ニジマス釣場。
日釣800円はリーズナブルですが、やはり400mでは短すぎますね。
その日のアングラーの混み具合によっては、半日も楽しめません。
近くならともかく、私にはちょっと魅力薄でした。
スロープから河原に重機が入れるのであれば、
ポイントにもう少し変化を加えて欲しいところです。
帰路は、せっかくの晩秋(っていうか立冬)なので
小菅の湯 に立ち寄り。
(スクール参加でもらった割引券、早速使いました )
思っていたよりも大きな施設。
泉質はぬるぬるというかつるつるな感じで気持ちいいです。
紅葉狩りのハイカーなどで結構混んでましたが、
18:00 終了はちょっと忙しないかも。
土日は、せめて19:00まで営業して欲しいですね。
ところで17:00頃、小菅村広報スピーカーで熊出没情報。
今年の紅葉狩りは特に注意ですねぇ~。
<タックル>
<ロッド>
・パームス シルファー SYGSi-56L Smart Flex IIDA CONCEPT
飯田さんのスクールなのでこのロッドを使いましたが、
管理釣り場にはちょっと贅沢な感じがします。
しかもHWミノーを多用することがなければ、
これだけシャキッとしたロッドは不要でしょう。
ヘビーシンキング、ノーマルシンキング、フローティング。
ミノーでの縦のゾーンアプローチの違いによる使い分けなのですが、
それぞれに対応するロッドの性格、ベクトルが対照的で
そのことが「トラウトルアーの面白さ」をも左右するように感じます。
フライは圧倒的にドライ派(=フローティング)が多いようですが…。
最近の個人的テーマです。
<リール>
・シマノ 10 ステラ C2000HGS
当たり前のようですが、このリールを使うようになって
全く他のリールへの関心が薄れました。(道具としての興味はありますよ)
ハイギアで軽量のヴィンテージカスタムみたいなのが出ない限り、完結です。
<ライン>
・VARIVAS スーパートラウトアドバンス ダブルクロス0.8号(8lb)
<リーダー>
・YAMATOYO FAMELL フロロショックリーダー4lb(1.0号)
<試投ロッド>
パームス エゲリア ERNS-53UL
これがシルファーだと言われても、まず判らないでしょう。
強いていえば、シルファーよりもしなやかさ、マイルドさがない印象。
ブランクマテリアルの微妙な差なのかもしれませんが、
Kガイド搭載でPEラインをメインに使うことが前提になれば、
ロッドはむしろキャスト&リトリーブ機能優先なのでしょうね。
だからといって物足りない、劣っているとも言い切れず、
定価14,000円を考慮すれば、今風に必要十分であり、
これはこれでベテランでも満足できると思います。
実は既に同じような概念、価格レベルのロッドが
他社で発売されているのかもしれませんが、
それに飯田さんの“イメージ”や“ブランド”で
質感を向上させたのがこの「エゲリア」なのでしょう。
但し、デザインの好き嫌いは、
かなり個人的な趣向に起因するもの。
そういう部分に同感できるアングラーにとっては、
コストパフォーマンスのいいトラウトロッドだと思います。
パームス シルファー SYKSi-53L
チタンKガイド搭載のシルファーが追加(=マイナーチェンジ)になるとのこと。
ブランクよりもガイドの進化(高機能ガイドの標準搭載)が
今後のニューロッドのトレンドになりそうですね。
PEラインでのスプーニング、ミノーイングが浸透しつつある昨今、
特に7フィート以上の本流レングスでのKガイドはもう基本でしょう。
加えてレングスのバリエーションも増えますね。
エゲリア同様に4フィート台の設定もあり、源流派には注目されそうです。